技術開発

液晶技術

液晶技術

液晶とは個体と液体の中間の状態ですが、人体にも液晶構造が存在します。表皮の最も外側にある角質層は、物理的・化学的な影響から肌や身体を守るバリアの役割を担っており、主に角質細胞と細胞間脂質で構成されています。細胞間脂質は水と脂質が交互に重なるサンドイッチのような層を成していますが、この薄い面構造が皮膚における液晶構造(ラメラ構造)です。
ナノエッグは細胞間脂質の液晶構造に着目し、皮膚再生・経皮吸収の向上を追求した外用基剤を開発しました。これも、世界初のナノテクノロジーのひとつです。こうした独自の液晶技術の応用により、注射や透析などで行われている投薬治療を、患者さんの負担の少ない外用剤に置き換えるなど、次世代医療の実現へ向けた研究を進めています。

NANOCUBE®(ナノキューブ)

有効成分の経皮吸収を促進し、スキンホメオスタシスに働きかけるジェル状整肌成分。細胞間脂質の構造を瞬間的に変化させ、薬や有効成分の透過性向上と肌再生にスイッチを入れるという新しい発想により、各種薬剤・有効成分の効果を助けます。また、細胞のヒアルロン酸やコラーゲン産生を促すことで内側から素肌を整えます。ナノキューブは親水性・油溶性や、分子量を問わず包接できるため、さまざまな成分の経皮吸収を助けます。

NANOCUBE®(ナノキューブ)を塗ると整然と並んだ細胞問脂質がバラバラになったり、別の構造になったりしますが、肌の力ですぐ戻ります。この刺激で肌の新陳代謝が活発化します。

L*:肌の明度を表す指標。数値が大きいほど肌が明るい。

NANOCUBE®(ナノキューブ)の特性

健康な肌の細胞間脂質は、非常に硬いラメラと呼ばれる特徴的な構造をしています。例えば、人がお風呂に入っても、簡単に水が浸透して膨れ上がらないのは、細胞間脂質が重要な働きをしているからです。 しかし、ほんの一瞬でも薬が入る通り道を作ることができたら、様々な薬をニードルレス(針を使わずに投与できる)にすることが可能になるかもしれません。
NANOCUBE®(ナノキューブ)は、細胞間脂質の構造を、瞬間的に変えることができる基剤です。DDS医薬品、医薬部外品、化粧品として幅広い応用の可能性があります。

MOISTURECUBE®(モイスチャーキューブ)

細胞間脂質の持つ特徴的ラメラ構造ユニットの大きさ(面間隔:13~14nm)と同サイズのジェル。優れた保湿作用によりエイジングサインの元になる「乾燥」から長時間保護し、肌を内側からふっくらとさせます。

MOISTURECUBE®(モイスチャーキューブ)配合クリームを1ヵ月間使用した結果、シワが減少、きめ細やかになる傾向を示した。

MOISTURECUBE®(モイスチャーキューブ)水溶液は他の保湿剤(ヒアルロン酸、セラミド)より有意に高い角質水分量を示しました。4時間後でも顕著に高い保湿効果が確認されました。

MOISTURECUBE®(モイスチャーキューブ)の特性

細胞間脂質と類似した構造のため、保湿機能が高く、肌になじみやすいのが特徴です。皮膚の状態の持続的な改善を促します。また、処方が組みやすい性質で、化粧品、医薬部外品、医薬品原料としてさまざまな処方での配合が可能です。

HAIRCARECUBE®(ヘアケアキューブ)

皮膚角層と毛髪が類似構造であることに着目。ナノキューブ技術を応用して、キューティクルをはがさず、髪の深部へ染料や栄養・活性成分の浸透を促す技術です。髪の光沢を生むキューティクルを傷めずに毛根内部へ有効成分の浸透を促し、髪本来の美しさを高めます。

HAIRCARECUBE®(ヘアケアキューブ)の特性

酸・アルカリどちらでも安定、水相にも油相にも分散溶解します。毛髪に対する効果が認められ、染毛剤やトリートメントへの応用が期待できます。


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